洞源奇章

歌手: <echo>PROJECT • 专辑:[neutrino*] • 发布时间:2009-03-08
作词 : Aomaya
 作曲 : ZUN

薄雲明ける刻に 咲いた朝顔
少女は 清き水に足を浸して

去りゆく胡蝶見やりて 帯を揺らし
揺れ落つ露滴を その身に受ける

指折り数えて祈った ここから這い出せるように
幼き悲しき想いは 時を越えてやがて消える


夕霧霞む闇に 漂う蛍
静かに羽を燃やし 歌う鈴虫

浮かべた灯篭には 蜻蛉が舞い
横笛 木霊する謳 闇を照らす

風に揺らされた鬼火は わたしの命の灯火
澪標を頼り歩く 彷徨うは夢浮橋

回る回る風車の 憧れた花の散る里
夜露の踊りし水面に たゆたうは空の浮船


薄雲明ける刻に 閉じた夕顔
心に咲いた其れは まるで宿木

幾年も前に見捨てた 手に触れられない空蝉
明日の明日のまた明日にも 迎えの明石はないまま

正答などない絵合 それさえも今は幸せ
虛ろな篝火吹き消し 信じればここが花宴

憎くてそれでも愛しい わたしの生まれたこの場所
風に揺らされた鬼火と 水の音だけあればいい

彷徨うは夢浮橋
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