何時かの夏、君は綺麗だった。

歌手: RuLu • 专辑:何時かの夏、君は綺麗だった。 • 发布时间:2023-09-02
编曲 : RuLu
 作词 : RuLu
 作曲 : RuLu
 夏を讃う蝉達の喧騒が
 今日も不愛想に鳴り響く
 狭くなった置きざりの部屋の隅で
 ひとり時の流れを知る

 折り目が付いた週刊誌
 ほこり被った望遠鏡
 大人になった少年の間違い探しさ

 消えそうな声が鼓膜の奥で響いて
 幻のように何時かの夏が嗤った
 透き通る空が瞳の奥で弾けるようだ
 綺麗な君を 一つ 二つ 手繰り寄せた

 響き渡るノイズ混じりのチャイムに
 不意に歳月が巻き戻る
 崩れおちた寂し気なバス停と
 儚く照らす夜光虫

 戻れないって分かってる
 でも手を伸ばせば帰れそうで
 不安定な面影よ 返事をおくれよ

 汗ばんだ肌に碧い風が吹き抜けて
 誘われるように夢の隙間を泳いだ
 水槽の海に浮かんでいる海月のようさ
 愛おしくてこのまま消えてもいいや

 過ぎ去った日々に蛍の火が焼き付いて
 幻のように何時かの夏が笑った
 星降る空が巡る季節を繋ぐように
 綺麗な君を 一つ 二つ 手繰り寄せた
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