作词 : 井上 湧
作曲 : 井上 湧
たった一つの 枷 に 繋がれて 犬は 何を 吠えるだろう
たった一つの 牙を 剥き出して 犬は何を 吠えるだろう
この耳 を塞ぐことなどなしに
初めから 在りもしないかのように
貶めたやり方ではあるが
見向きもせずに 行くべきだろ うか
忘れられてしまう存在だったって 妨げる障害だったって
日を生き 傷みを知ってきたようだった
知れた言い訳が並んで 間抜けな吠え面をかまして
それでも犬はずっと喚き散らした
たった一つの 枷に 絆されて 犬は何を思うだろう
たった一つの 牙を 剥き出して 犬に何ができるだろう
たった一つの傷を 舐めながら 犬は何を吠えるだろう
たった一つの牙を 剥き出して 犬は何を 吠えるだろ う
なあ 犬か人か それはどんな風に役割られてみても
決して互いを忌まないでなんていられはしない
凍 てる地に散って冷めた心を掻き集めながら
無に帰す努力を見てどんな風に思うのだろう
差し伸べる手は嫌みに変わる
進む脚に迷いなど要らない
ただ信じる 道を行くだけで
何故こんなにも 傷むのだろうか
忘れられてしまう存在だったって 妨げる生涯だったって
光を浴びる日をずっと待っていた
負け犬の遠吠えだったって 犬死にの運命だったって
楽しみに明日をまた待てるように
微かにも見えないような光だって 決して取れはしない枷だって
目を凝らし身をずっと捩って哭いている
憐れみがもし勝ったって 売り捨てるような糧だって
金なくばやらぬが情けなんだと
せめて餌もやらず 宿灯りを 目指して 行く
目もやらず先を見つめ去ってゆくんだ
[00:00.00] 作词 : 井上 湧
[00:01.00] 作曲 : 井上 湧
[00:19.97]たった一つの 枷 に 繋がれて 犬は 何を 吠えるだろう
[00:30.23]たった一つの 牙を 剥き出して 犬は何を 吠えるだろう
[00:40.25]この耳 を塞ぐことなどなしに
[00:42.79]初めから 在りもしないかのように
[00:45.83]貶めたやり方ではあるが
[00:47.99]見向きもせずに 行くべきだろ うか
[00:53.04]忘れられてしまう存在だったって 妨げる障害だったって
[00:59.02]日を生き 傷みを知ってきたようだった
[01:03.83]知れた言い訳が並んで 間抜けな吠え面をかまして
[01:09.19]それでも犬はずっと喚き散らした
[01:13.40]たった一つの 枷に 絆されて 犬は何を思うだろう
[01:23.74]たった一つの 牙を 剥き出して 犬に何ができるだろう
[01:54.06]たった一つの傷を 舐めながら 犬は何を吠えるだろう
[02:04.16]たった一つの牙を 剥き出して 犬は何を 吠えるだろ う
[02:14.38]なあ 犬か人か それはどんな風に役割られてみても
[02:20.53]決して互いを忌まないでなんていられはしない
[02:24.89]凍 てる地に散って冷めた心を掻き集めながら
[02:30.68]無に帰す努力を見てどんな風に思うのだろう
[02:34.69]差し伸べる手は嫌みに変わる
[02:37.12]進む脚に迷いなど要らない
[02:39.74]ただ信じる 道を行くだけで
[02:42.21]何故こんなにも 傷むのだろうか
[02:47.47]忘れられてしまう存在だったって 妨げる生涯だったって
[02:53.33]光を浴びる日をずっと待っていた
[02:58.12]負け犬の遠吠えだったって 犬死にの運命だったって
[03:03.54]楽しみに明日をまた待てるように
[03:07.70]微かにも見えないような光だって 決して取れはしない枷だって
[03:14.07]目を凝らし身をずっと捩って哭いている
[03:18.54]憐れみがもし勝ったって 売り捨てるような糧だって
[03:23.82]金なくばやらぬが情けなんだと
[03:33.77]せめて餌もやらず 宿灯りを 目指して 行く
[03:44.13]目もやらず先を見つめ去ってゆくんだ