ゆれた

歌手: MiLESBROS cleafrookie DJ 3422 • 专辑:ゆれた • 发布时间:2017-01-17
作词 : MiLESBROS
 作曲 : MiLESBROS
高校受験控える中 3の冬
またいつもと変わらない朝が来る
と思ってた 辺りは真っ暗
眠りは深く ズシンと沈んだ枕
突然 ゆれた
どうしようもなくひたすら潜った布団
それでちょっとは怖さも吹っ飛ぶ
ブラウン管テレビが
顔の横に落ちてたのはゾッとしたな
倒れた食器棚から割れた皿
足の踏み場もないくらい物が散乱
外に出れば徐々に 歩けば歩くほどに
知ることになる現実
目を疑うばかり 何が起こったのか
わからない 多くのものが破壊
落ちたエレベーター  割れたアスファルト
剥がれ落ちたタイルがそこら中
焼け焦げた学校の体育館
今にも倒れてきそうな傾いたビル
電柱や線路 瓦礫と化した家屋
灰色に映って見える街はカオス
当たり前にあったものが崩壊した
あの時の記憶辿る
地面がゆれた みんながゆれた 温もりに触れた
ONE 繋がり いつもの景色 暖かいご飯の有り難み
優しさを知った 強さを知った 今日から明日
輪 連なり 手と手 心 ゆれた 絶対忘れない
俺が住んでた市営住宅は
7cm傾いて全壊扱い
もちろん怖くて住めるはずない
次の日からは近くのダイハツ内
避難所として用意されたプレハブ
近所の人達が集いふれあう
水は使えず 風呂にも浸かれず
余震に怯え 溜まるストレス
他府県からの支援 自衛隊の給水
しらみつぶしにあさった救援物資
体小さくて大人の服はぶかぶか
ジェフのパンツは印象深かった
ライフラインは少しずつ復旧
みんなで焚き火を囲みながら食べた
あったかい豚汁やご飯はクラシック
贅沢出来んけどそれなりの暮らし
人の有り難みも知らず ただボーッと
過ごしてた俺は気付かなかった
裏では数えきれないほどの
周りのサポート 助け合いがあったこと
地面がゆれた みんながゆれた 温もりに触れた
ONE 繋がり いつもの景色 暖かいご飯の有り難み
優しさを知った 強さを知った 今日から明日
輪 連なり 手と手 心 ゆれた 絶対忘れない
あの日から20年
俺はまだまだ未熟で小さいけど
あの震災の経験は少なからず
今の自分を形成
何も見えてなくて 何もしてなくても
知らず知らずに周りから学んでた
東北の震災ではみんながゆれ
日本中がひとつに手を合わせ Pray
正直何も出来んけど
これで少しでもって思いで募金した
一人の力はほんの微々たるもの
でもそれは必ず意味あること
無関心で無頓着は重い罪
ほんまは泣きたかったあいつの死
明日我が身 ありがたみ あったかみ
笑顔 温もりさえあったらいい
何も響かんかった “頑張れ”や“負けんな”
みたいなシンプルが今じゃ芯に来る
いつも隣で握った手の温もりが
暖かく心に染みる
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