え、とも、本日はいっぱいの運び出そうで、ありがたいことを持って、あつく礼申し上げます。
昔から、はやりすたりというものございます。神様の世もそれは変わらぬ。でして、とも、神様といっても、嫌われる神があります、厄病神、貧乏神、死神なんて、そうでして。
「どうしたんだい、じれったいねこの日だ。僅かばかりの金を算段に出来ないで、ぼんやり帰りできて、どうするんだよ」
「貸さねだから、しょうがね」
「ほんと、お前ぐらい意気地なしはないよ、ばか、まねけ、とんちき、豆腐の角に頭をぶつけて死んでをしまい」
「いい~こんな強いかかあってないとも、家居りゃー、銭がねで、ギャーギャー言われるし、どこに行ったって貸しゃしねし。もう、生きてんのが嫌んなちゃったな。死んじゃおかな、どうして死ぬかな?身を投げるのは嫌だな、7月の時に井戸に落っこったことがあった。あんな苦しい思いするなら生きてるほうがいい。どうやて死ぬか?うん、なんだい、随分大きな樹だね。あ。そうだ。この樹で首くくろう。これなら、銭もいらないしな、初めてやるんだから、どうするんだな、首くくるってな」
「教えてやるか?」
「うん?」
薄暗い木の陰からひょっと出て来たのを見ると。年の頃は八十以上にもなろうか。という頭に白い髭がポヤッと生え、鼠の着物の前を肌蹴て、肋骨は一本一本浮き上がって見える痩せっこけて爺さんが藁草履を履き、竹の杖を突い、近付いて来た
「俺が教えてやろうか?」
「なんだい、なんだい、お前は?」
「俺は死神だよ」
「死神?!あっ!そうか!どうも変だ、どうもらった。ここに来たら、急に死たくなったんだ、手前のせいだな、あっちき!」
「え、ひぃひぃひぃ、そう邪険にしねで、いろいろ相談もあるが」
「嫌だよ、相談なんて」
「おい、おい、待ちなよ待ちなよ、逃げだってだめだよ、お前は歩いて逃げる、俺は風につれてふわっと飛ぶんだから、逃げられやしねえよ。ま~、いろいろ話すもあるから、こっち来いよ」
「何ってを言ってなんて、死神と話なんてどうしもねじゃねか 」
「そ~ね、死神、死神と邪険に言うなよ、お前と俺とは古い因縁がある、ま~そんなことと言って分かりゃしねだ、大分困っているよだ、おめにいいこと教えてやろう」
「いいことって?どうせ下請けかなんかさせようってんだろ」
「馬鹿野郎、死神の下請けなんで商売があるか、いいから、人間には寿命というものがある、いくら長生きたいと願いても寿命が尽きたら、もうそれで死ね、死にたい死にたいと言ったって、寿命があるものは、首くくりゃ枝が折れる、縄が切れる、大丈夫だよ、お前はまだまだ長い寿命持ってるだから、え~そこでだ、お前、医者なんな」
「あ~何言ってるだよ、医者なんてなれるわけがねよ」
「大丈夫だ、俺が教えてやる、病人の寝ている枕元か足元か、長患いをしていりゃ、どっちかに死神がひとりはつく、いいか、頭の方へ座るようなったら、もうだめだ、この病人は助かる寿命がねだから、決して手を付けてじゃならないね、だか、足元居るこれなんとか助かる脈がある。そこで、お前は呪文を唱え、死神が離れれば嘘付いたなよにけろと治る。立派な医者になれる、いいか?呪文は足元に居る時だけだからね。」
「呪文って、なんて」
「決してこのこと人に言うなよ、お前だけに教えるんだから。アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパ ぼんぼんと二つで手をたたく、どうしても、死神が離れなきゃならないことになる、やてみよ!」
「えど、アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパ」ぼんぼんと「え~死神さん?どか行ちゃたよ、これ本物だ、俺が呪文を唱えたんで消えちゃった、こりゃいいこと教わった」
家へ帰って、蒲鉾板に「医者」と書いて表へ出した。ものの十分経つか経たないか
「ごめんくださいまし!」
「うん~なんですか?」
「これはお医者さまの宅でいらしゃいますので?」
「あ~お~そうだ!え、そうそう医者、なんですか」
「手前は日本橋の越前屋四郎兵衛と申します者の手代でございますが、ご主人が長くご患いでございますで、ま~いろいろ先生方に診ていただきましたが、思わしくないというので、大変に当たる易者があるというので、たたいま、それ参りましたところ、田角の方に辺り、初めて見についた医者をお願いすれば必ず病気を治すというので、お願い上がりました」
「お~なるほど、じゃ、あたしとこは田角に当たで。いい、いい、ははは~うん、じゃ、行きましょ」
「いい~先生に?」
「あっ~先生だ わたくしだ、行きましょう」
頼んっでみったものの、小汚い形をしている。どんでもない者に頼んだと思ったが、ま~しょうがないから、日本橋江戸とうとういたします。店の者に話をすると、ま~ま~診せるたげなら間違いもんながろう、頼んだんじゃ仕方がないでんで。案内をされ、奴さんもおっかなびっくり入って見ると、いい塩梅に足元の方へ死神が座っている
「は~これ~」
「ご主人」
「お~治るね、こりゃ」
「どうの先生も皆さん、、」
「いや、なんといったって、きど治りますよ」
「治せれば、御礼はいただけれ」
「うん~ははは~え~わたしは医者ばかりじゃない、お待ちなちょいとやるね、皆さんはこの部屋から出でおいてください、望みじゃだめですよ、えど、アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパ」
驚いた死神はしきたりなのです、すっと払う、いままで唸っていた病人が「あ~おい、お茶を持っていてくるな、頭から雲がすっと晴れたようで、腹が減ってきた、何か食いだい」
「先生、病人がなにか食べだいと」
「え~じゃ、何か食わしたらいい?」
「やはり、おもゆい?」
「いや~おもゆじゃなくだって、天丼かなにかとも」
「天丼?」?
「どんでもなんでもかまわらいから」
「お薬は?」
「お~薬、じゃ、家いらっしゃい」
家へつれって来た、なにもありゃしない、台所見回すと、大根の葉っぱがありますだから
「とも、おまちどさまで、これ、お薬」
「これは煎じるでこざいますか?」
「うん~ま~煎じて飲みだって、味噌しに入れだって、なごだかまわない、くれぐれでやて」
「どういう~」
「別に、どうてももったいないね、ま、二杯を三杯に煎じていいだろう」
「二杯が三杯に増えるのでございますか?」
「いや、そうじゃない、三杯を二杯でも一杯でも、ま~いい、いい加減にやてごらんください」
なのわけもわからない、飲みして見ると、まるでとうとうけろけろと病人が治った。そりゃ、ども不思議だ。あの医者はご名医者という評判で、あっちからも、こっちからも、大変忙しくなり、大抵に入って見ると足元の方に死神が座っている、たまさか、枕元に死神が座っていると、「これもう寿命がないから、お諦めなさいとそう言って、玄関が出るかい出ないかに、病人が息を引き取るという。
今までは裏長屋でくすぶっていたやつが銭がたんまりとはいったんで。立派な邸宅を構える。着物は着る、うまいものは食う、そうなるってと、どうも小皺の寄った女房なんで面白くないで。若いちょいとオツな女なんか脇置いて、家の方へは帰らない。おカミさんはやきもちを焼いてギャンギャン言う。かかあと子供なんても要らないから、金を付けて別れてしまう
「ね~先生、わたしは上方見物に一遍行きたいんるんですよ」
「うん?上方か?いいね、俺も見物に行きんだよ、なら、うちょうを畳んで行こう」
これを金にして。あっちこっちと贅沢三昧で歩き廻した、金というもの使えばなくなってしまいますから。女人の方もいなくなる。役さんぼんやり帰ってきたが、一考構えて、さ、俺が来たら門前市をなすだろうでんで待ち構えたがどうしたことか、まるきり患者がこない。こっちから聞いたあるごわけにもいかず、患者がたまさがくる、行って見ると、枕の元に座っているね、お礼も取れないわけで、そのうち麹町五丁目で伊勢屋伝衛門という、その当時指折りの金持ちでございます、ひとつ先生に診ていただきたいでんで、乗り込んで見ると相変わらず、枕の元に、どうで、どう座って
「だめだめ、この病人は助からない、もう諦めてほうがいい」
「なんとか、ひとつ先生におほねおるよ」
「治らないもんな、しょうがない」
「いかかでございましょうか、500両お礼お致しますか」
「あ~500両?え~500両か、しかし、金を貰ったところで、助かれないでしょうがないからね、諦めとくれ」
「いかかでございましょうか、たとえ二月三月でもよろしいのでございますが、寿命を延ばしいただけますたら、1000両までお礼は致します」
「千両?!ん~そうなると、助けたいね~ちょいと待ってくれよ、あのね、病人の寝ている床の四隅で一人ずつ気の利いたやつを置いて、いいか、あたしがポンと膝を叩いたら途端にすっと入れ替えると。頭の方が足になって、足の方が頭になる。一遍やり損なったら駄目だからね、いいかい」
「分かりました」
手筈をして、様子を見ている、夜が更けるに従って死神の眼が異様に輝いて、病人がウーン、ウーンという苦しみ。そのうちに夜が明ける、どんどん昼近くになりますでね。死神だっだ、はなだ そうそう張り切っちゃいられないから、疲れてきたと見えて、コックリコックリと居眠りを始めた。ここだなと思うから、目配そうちといて。ポンと膝を叩く、途端にさっと床が変わる
「アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパーポンポン!!」
死神が驚いた「おい」と飛び上がる、病人はたちまち様態が変わるというわけで。
「ありがとうご存知ます早速金を届いた」と言うので。
奴さんもいっぱい飲んで、咥え楊枝で出てきたが……
「ありがだい、ありがたい、やばり、なんだね、人間でもな苦しい時は知恵が出るでことというなね。まったくだね、やばり 苦しいまにれにでだがいい知恵だったね、あれあれ、ひひひ~どうすっと家帰って、アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパーポンポン!!の時に死神やつがワーッと飛び上がり、驚いただろう」
「馬鹿野郎、なぜなんな馬鹿なを真似するんだ」
「うん?あら~ども~お久しぶりで」
「久しぶり?まさか、てめ、俺は忘れやしねだろう?」
「分かています、一番を始めに助けていただいた、あたのかけで随分儲かったよ、ひひ~すみませんね」
「何か、すみませんだ?あんな馬鹿な真似をして、俺は、おかけで、減俸になっちまった」
「なのが減俸って?」
「月給を減らされたよ」
「死神の月給ですか?そうですか、それやともすみませんでした、じゃね、あたし貰った金があるから、お前にいくらをあけるから、それは勘弁してくれよ」
「何を言ってる、ま~ やちまったことはもうしょうがない、俺と一緒にきな,一緒にこいって」
「嫌だよ、一緒にこいこいだ、お前なんか死神のどっさりいる所にいって吊り上げなんかにしろでんでろう、だめだよ、そのこと、勘弁しとくれよ、金を出すからさ」
「いいから、俺と一緒にこい」
「一緒にこいだって、どに行くんだよ」
「ここを降りる」
「う?」
「ここ降りな」
「なんですか、石段があるじゃねか?なんだこれ?」
「いいから、降りる」
「嫌だ、こんな気味の悪いところ、降りられやしないよ、ね、金は半分あけるよ、ね、だからさ、山分けにして、それで無罪放免ね、いいでしょう?」
「いいから、降りろ」
「降りろだって、お前さん、こんな気味の悪いところへ」
「大丈夫だよ、俺の杖つかまって降りて来い、さ!降りろ」
「杖をつかまって、お~ちょい、ちょい、ちょいと、ちょいと、待ってくださいよ、そんなに引っ張ったって、ばぶ、危ない、危ないよ」
「びくびくするとこはね、ささっと降りろ、ささっと、おい、ここ見な」
「えん、あら、ずいぶん蝋燭が、ま、どっさり点いて、なんですこりゃ?」
「これが皆人の寿命だよ」
「はあ~なるほど、昔から人の寿命は蝋燭の火のようだなんてただが聞きましたけれども、随分どっさりあるもんですね、は~長いのや短いのか、色んなのんが、え、ちょいと、ちょいと、こことこになんか、蝋がたまって、うすうすくご暗くなってのがあります」
「そういうのは患っている、その蝋は払い焔がすっとますぐに立つようになれば、病気が治る」
「あ、なるほど、え~患ってるですか、この蝋はたまってのは、あ~随分いるんなのがありますね、ここになんだか、十分な長くでご威勢よく燃えてのもありますね」
「それはお前のせがれだ」
「やっごですか、ね~やざ長生きなんですよね……。なるほど、威勢よくボーボー、ボーボー燃えて、いいね長生きだねあいつさ、この隣、半分くらいになっても威勢よく燃えてのがありますね」
「それがも元カミさんだよ」
「え~、こいつもまだ寿命がりますね、あら、この後ろに、いまにも消えそうなってもありますね」
「それは、お前だ!」
「え?」
「お前の寿命だよ。」
「だって、おめ、いまにも消そうなって」
「消えそうだ、消えた途端に命はない、もうじき死ぬよ」
「嫌だな、お前さん、初めて会った時、おまえはまだ長い寿命があるって、そう言った
じゃねか、嘘なのかいありゃ?」
「俺は決して嘘をつかね」
「嘘付かねだっと、今にも消えそうだ」
「こちにある半分より長く威勢よく燃えているのが、お前の本来の寿命なんだ、お前は金に目がくらんで助からね病人と寿命を取っ替えたんだ、気の毒に、もうじき、お前は死ぬよ」
「なことは知らねから、取っ替えちゃたよ、かないいよ、あたさえらない、お前さんに皆あげる、ね、だから、元のように寿命取っ替えてくれ」
「もう駄目だ!」
「もう駄目だとなんで言わないださ、やっとくれよ」
「一遍取り替えったものはもう二度と取り変わねよ」
「そうだ、お前さん、不人情なこと言わないでさお前さんだんた、私を助けてくれたこともあるんだね、頼むよ、ね、もう一遍だけ、爺ちゃん、頼むよ、爺ちゃん、ね、もう一遍、こうしょうだから、金もいらないからさ、寿命を取っ替えてくれよ」
「……しようもねな男子だよ。待ちな、ここに灯しかけがある。これと、そのけえかかっているのと繋いでみろ。うまく繋がれば、助かるかもしれない」
「な~そうですか、すみませんね、あいがどうありがどう」
「早くしなと消えるよ」
「消えろだって、お前さんね、こんなに短くなっちゃってるんだもの、摘むったって、お前さん、これ」
「どうした?何を震えてる、震えるな」
「震えやしないよ、ただ、体がごまかにいごくんだから、しょうがね」
「震えると消える、消えれば命がない、早くしな!」
「黙ってとくれよ、お前さんが消えるよ消えるよってから、もうこちら震えてうまくいかね」
「早くしな。消えるよ。ほら、早くしない、ひひひ~ほら、早くしろ、早くしろ、早くしろ、早くしろ、ほらほらほらほらほらほら、消えるそう、消えるそう、ほ~ら!ほ~ら、消えた……」
[00:02.31]え、とも、本日はいっぱいの運び出そうで、ありがたいことを持って、あつく礼申し上げます。
[00:09.68]昔から、はやりすたりというものございます。神様の世もそれは変わらぬ。でして、とも、神様といっても、嫌われる神があります、厄病神、貧乏神、死神なんて、そうでして。
[00:29.00]「どうしたんだい、じれったいねこの日だ。僅かばかりの金を算段に出来ないで、ぼんやり帰りできて、どうするんだよ」
[00:36.80]「貸さねだから、しょうがね」
[00:40.26]「ほんと、お前ぐらい意気地なしはないよ、ばか、まねけ、とんちき、豆腐の角に頭をぶつけて死んでをしまい」
[00:48.90]「いい~こんな強いかかあってないとも、家居りゃー、銭がねで、ギャーギャー言われるし、どこに行ったって貸しゃしねし。もう、生きてんのが嫌んなちゃったな。死んじゃおかな、どうして死ぬかな?身を投げるのは嫌だな、7月の時に井戸に落っこったことがあった。あんな苦しい思いするなら生きてるほうがいい。どうやて死ぬか?うん、なんだい、随分大きな樹だね。あ。そうだ。この樹で首くくろう。これなら、銭もいらないしな、初めてやるんだから、どうするんだな、首くくるってな」
[01:44.56]「教えてやるか?」
[01:46.46]「うん?」
[01:48.13] 薄暗い木の陰からひょっと出て来たのを見ると。年の頃は八十以上にもなろうか。という頭に白い髭がポヤッと生え、鼠の着物の前を肌蹴て、肋骨は一本一本浮き上がって見える痩せっこけて爺さんが藁草履を履き、竹の杖を突い、近付いて来た
[02:11.84]「俺が教えてやろうか?」
[02:16.23] 「なんだい、なんだい、お前は?」
[02:20.04]「俺は死神だよ」
[02:24.28]「死神?!あっ!そうか!どうも変だ、どうもらった。ここに来たら、急に死たくなったんだ、手前のせいだな、あっちき!」
[02:35.88]「え、ひぃひぃひぃ、そう邪険にしねで、いろいろ相談もあるが」
[02:42.49]「嫌だよ、相談なんて」
[02:44.71]「おい、おい、待ちなよ待ちなよ、逃げだってだめだよ、お前は歩いて逃げる、俺は風につれてふわっと飛ぶんだから、逃げられやしねえよ。ま~、いろいろ話すもあるから、こっち来いよ」
[03:06.27]「何ってを言ってなんて、死神と話なんてどうしもねじゃねか 」
[03:11.39]「そ~ね、死神、死神と邪険に言うなよ、お前と俺とは古い因縁がある、ま~そんなことと言って分かりゃしねだ、大分困っているよだ、おめにいいこと教えてやろう」
[03:32.09]「いいことって?どうせ下請けかなんかさせようってんだろ」
[03:37.10]「馬鹿野郎、死神の下請けなんで商売があるか、いいから、人間には寿命というものがある、いくら長生きたいと願いても寿命が尽きたら、もうそれで死ね、死にたい死にたいと言ったって、寿命があるものは、首くくりゃ枝が折れる、縄が切れる、大丈夫だよ、お前はまだまだ長い寿命持ってるだから、え~そこでだ、お前、医者なんな」
[04:26.66]「あ~何言ってるだよ、医者なんてなれるわけがねよ」
[04:33.16]「大丈夫だ、俺が教えてやる、病人の寝ている枕元か足元か、長患いをしていりゃ、どっちかに死神がひとりはつく、いいか、頭の方へ座るようなったら、もうだめだ、この病人は助かる寿命がねだから、決して手を付けてじゃならないね、だか、足元居るこれなんとか助かる脈がある。そこで、お前は呪文を唱え、死神が離れれば嘘付いたなよにけろと治る。立派な医者になれる、いいか?呪文は足元に居る時だけだからね。」
[05:27.37]「呪文って、なんて」
[05:31.72]「決してこのこと人に言うなよ、お前だけに教えるんだから。アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパ ぼんぼんと二つで手をたたく、どうしても、死神が離れなきゃならないことになる、やてみよ!」
[05:54.84]「えど、アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパ」ぼんぼんと「え~死神さん?どか行ちゃたよ、これ本物だ、俺が呪文を唱えたんで消えちゃった、こりゃいいこと教わった」
[06:20.56] 家へ帰って、蒲鉾板に「医者」と書いて表へ出した。ものの十分経つか経たないか
[06:29.00] 「ごめんくださいまし!」
[06:30.87] 「うん~なんですか?」
[06:32.34] 「これはお医者さまの宅でいらしゃいますので?」
[06:36.51] 「あ~お~そうだ!え、そうそう医者、なんですか」
[06:39.87] 「手前は日本橋の越前屋四郎兵衛と申します者の手代でございますが、ご主人が長くご患いでございますで、ま~いろいろ先生方に診ていただきましたが、思わしくないというので、大変に当たる易者があるというので、たたいま、それ参りましたところ、田角の方に辺り、初めて見についた医者をお願いすれば必ず病気を治すというので、お願い上がりました」
[07:09.24]「お~なるほど、じゃ、あたしとこは田角に当たで。いい、いい、ははは~うん、じゃ、行きましょ」
[07:18.78]「いい~先生に?」
[07:20.85] 「あっ~先生だ わたくしだ、行きましょう」
[07:23.88] 頼んっでみったものの、小汚い形をしている。どんでもない者に頼んだと思ったが、ま~しょうがないから、日本橋江戸とうとういたします。店の者に話をすると、ま~ま~診せるたげなら間違いもんながろう、頼んだんじゃ仕方がないでんで。案内をされ、奴さんもおっかなびっくり入って見ると、いい塩梅に足元の方へ死神が座っている
[07:55.93]「は~これ~」
[07:59.38] 「ご主人」
[08:00.56]「お~治るね、こりゃ」
[08:02.82]「どうの先生も皆さん、、」
[08:04.39]「いや、なんといったって、きど治りますよ」
[08:06.88]「治せれば、御礼はいただけれ」
[08:10.35]「うん~ははは~え~わたしは医者ばかりじゃない、お待ちなちょいとやるね、皆さんはこの部屋から出でおいてください、望みじゃだめですよ、えど、アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパ」
[08:31.92] 驚いた死神はしきたりなのです、すっと払う、いままで唸っていた病人が「あ~おい、お茶を持っていてくるな、頭から雲がすっと晴れたようで、腹が減ってきた、何か食いだい」
[08:55.23]「先生、病人がなにか食べだいと」
[08:56.61]「え~じゃ、何か食わしたらいい?」
[08:59.39]「やはり、おもゆい?」
[09:01.16]「いや~おもゆじゃなくだって、天丼かなにかとも」
[09:04.06]「天丼?」?
[09:05.64]「どんでもなんでもかまわらいから」
[09:08.15]「お薬は?」
[09:11.29]「お~薬、じゃ、家いらっしゃい」
[09:15.86] 家へつれって来た、なにもありゃしない、台所見回すと、大根の葉っぱがありますだから
[09:24.41]「とも、おまちどさまで、これ、お薬」
[09:27.75]「これは煎じるでこざいますか?」
[09:32.22]「うん~ま~煎じて飲みだって、味噌しに入れだって、なごだかまわない、くれぐれでやて」
[09:40.20]「どういう~」
[09:42.77]「別に、どうてももったいないね、ま、二杯を三杯に煎じていいだろう」
[09:51.60]「二杯が三杯に増えるのでございますか?」
[09:52.99]「いや、そうじゃない、三杯を二杯でも一杯でも、ま~いい、いい加減にやてごらんください」
[10:01.91] なのわけもわからない、飲みして見ると、まるでとうとうけろけろと病人が治った。そりゃ、ども不思議だ。あの医者はご名医者という評判で、あっちからも、こっちからも、大変忙しくなり、大抵に入って見ると足元の方に死神が座っている、たまさか、枕元に死神が座っていると、「これもう寿命がないから、お諦めなさいとそう言って、玄関が出るかい出ないかに、病人が息を引き取るという。
[10:38.15] 今までは裏長屋でくすぶっていたやつが銭がたんまりとはいったんで。立派な邸宅を構える。着物は着る、うまいものは食う、そうなるってと、どうも小皺の寄った女房なんで面白くないで。若いちょいとオツな女なんか脇置いて、家の方へは帰らない。おカミさんはやきもちを焼いてギャンギャン言う。かかあと子供なんても要らないから、金を付けて別れてしまう
[11:08.60]「ね~先生、わたしは上方見物に一遍行きたいんるんですよ」
[11:15.37]「うん?上方か?いいね、俺も見物に行きんだよ、なら、うちょうを畳んで行こう」
[11:23.27]これを金にして。あっちこっちと贅沢三昧で歩き廻した、金というもの使えばなくなってしまいますから。女人の方もいなくなる。役さんぼんやり帰ってきたが、一考構えて、さ、俺が来たら門前市をなすだろうでんで待ち構えたがどうしたことか、まるきり患者がこない。こっちから聞いたあるごわけにもいかず、患者がたまさがくる、行って見ると、枕の元に座っているね、お礼も取れないわけで、そのうち麹町五丁目で伊勢屋伝衛門という、その当時指折りの金持ちでございます、ひとつ先生に診ていただきたいでんで、乗り込んで見ると相変わらず、枕の元に、どうで、どう座って
[12:21.90]「だめだめ、この病人は助からない、もう諦めてほうがいい」
[12:31.66]「なんとか、ひとつ先生におほねおるよ」
[12:33.30]「治らないもんな、しょうがない」
[12:36.46]「いかかでございましょうか、500両お礼お致しますか」
[12:41.15]「あ~500両?え~500両か、しかし、金を貰ったところで、助かれないでしょうがないからね、諦めとくれ」
[12:54.02]「いかかでございましょうか、たとえ二月三月でもよろしいのでございますが、寿命を延ばしいただけますたら、1000両までお礼は致します」
[13:06.84]「千両?!ん~そうなると、助けたいね~ちょいと待ってくれよ、あのね、病人の寝ている床の四隅で一人ずつ気の利いたやつを置いて、いいか、あたしがポンと膝を叩いたら途端にすっと入れ替えると。頭の方が足になって、足の方が頭になる。一遍やり損なったら駄目だからね、いいかい」
[13:38.95] 「分かりました」
[13:40.56] 手筈をして、様子を見ている、夜が更けるに従って死神の眼が異様に輝いて、病人がウーン、ウーンという苦しみ。そのうちに夜が明ける、どんどん昼近くになりますでね。死神だっだ、はなだ そうそう張り切っちゃいられないから、疲れてきたと見えて、コックリコックリと居眠りを始めた。ここだなと思うから、目配そうちといて。ポンと膝を叩く、途端にさっと床が変わる
[14:17.63]「アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパーポンポン!!」
[14:26.77]死神が驚いた「おい」と飛び上がる、病人はたちまち様態が変わるというわけで。
[14:33.86]「ありがとうご存知ます早速金を届いた」と言うので。
[14:38.22]奴さんもいっぱい飲んで、咥え楊枝で出てきたが……
[14:44.91]「ありがだい、ありがたい、やばり、なんだね、人間でもな苦しい時は知恵が出るでことというなね。まったくだね、やばり 苦しいまにれにでだがいい知恵だったね、あれあれ、ひひひ~どうすっと家帰って、アジャラカモクレン?キュライス?テケレッツノパーポンポン!!の時に死神やつがワーッと飛び上がり、驚いただろう」
[15:13.05]「馬鹿野郎、なぜなんな馬鹿なを真似するんだ」
[15:19.20]「うん?あら~ども~お久しぶりで」
[15:29.96]「久しぶり?まさか、てめ、俺は忘れやしねだろう?」
[15:35.34]「分かています、一番を始めに助けていただいた、あたのかけで随分儲かったよ、ひひ~すみませんね」
[15:47.94]「何か、すみませんだ?あんな馬鹿な真似をして、俺は、おかけで、減俸になっちまった」
[15:55.49]「なのが減俸って?」
[15:57.69]「月給を減らされたよ」
[16:01.64]「死神の月給ですか?そうですか、それやともすみませんでした、じゃね、あたし貰った金があるから、お前にいくらをあけるから、それは勘弁してくれよ」
[16:17.71]「何を言ってる、ま~ やちまったことはもうしょうがない、俺と一緒にきな,一緒にこいって」
[16:31.53]「嫌だよ、一緒にこいこいだ、お前なんか死神のどっさりいる所にいって吊り上げなんかにしろでんでろう、だめだよ、そのこと、勘弁しとくれよ、金を出すからさ」
[16:44.12]「いいから、俺と一緒にこい」
[16:48.88]「一緒にこいだって、どに行くんだよ」
[16:53.45]「ここを降りる」
[16:55.85]「う?」
[16:56.67]「ここ降りな」
[16:59.10]「なんですか、石段があるじゃねか?なんだこれ?」
[17:05.41]「いいから、降りる」
[17:07.27]「嫌だ、こんな気味の悪いところ、降りられやしないよ、ね、金は半分あけるよ、ね、だからさ、山分けにして、それで無罪放免ね、いいでしょう?」
[17:20.07]「いいから、降りろ」
[17:21.42]「降りろだって、お前さん、こんな気味の悪いところへ」
[17:28.27]「大丈夫だよ、俺の杖つかまって降りて来い、さ!降りろ」
[17:35.17]「杖をつかまって、お~ちょい、ちょい、ちょいと、ちょいと、待ってくださいよ、そんなに引っ張ったって、ばぶ、危ない、危ないよ」
[17:48.49]「びくびくするとこはね、ささっと降りろ、ささっと、おい、ここ見な」
[17:58.31]「えん、あら、ずいぶん蝋燭が、ま、どっさり点いて、なんですこりゃ?」
[18:09.76]「これが皆人の寿命だよ」
[18:14.61]「はあ~なるほど、昔から人の寿命は蝋燭の火のようだなんてただが聞きましたけれども、随分どっさりあるもんですね、は~長いのや短いのか、色んなのんが、え、ちょいと、ちょいと、こことこになんか、蝋がたまって、うすうすくご暗くなってのがあります」
[18:40.71]「そういうのは患っている、その蝋は払い焔がすっとますぐに立つようになれば、病気が治る」
[18:53.34]「あ、なるほど、え~患ってるですか、この蝋はたまってのは、あ~随分いるんなのがありますね、ここになんだか、十分な長くでご威勢よく燃えてのもありますね」
[19:12.19]「それはお前のせがれだ」
[19:15.17]「やっごですか、ね~やざ長生きなんですよね……。なるほど、威勢よくボーボー、ボーボー燃えて、いいね長生きだねあいつさ、この隣、半分くらいになっても威勢よく燃えてのがありますね」
[19:39.18]「それがも元カミさんだよ」
[19:41.11]「え~、こいつもまだ寿命がりますね、あら、この後ろに、いまにも消えそうなってもありますね」
[19:53.56]「それは、お前だ!」
[19:59.87]「え?」
[20:00.98]「お前の寿命だよ。」
[20:02.94]「だって、おめ、いまにも消そうなって」
[20:06.53]「消えそうだ、消えた途端に命はない、もうじき死ぬよ」
[20:15.86]「嫌だな、お前さん、初めて会った時、おまえはまだ長い寿命があるって、そう言った
[20:26.17]じゃねか、嘘なのかいありゃ?」
[20:26.80]「俺は決して嘘をつかね」
[20:29.49]「嘘付かねだっと、今にも消えそうだ」
[20:32.48]「こちにある半分より長く威勢よく燃えているのが、お前の本来の寿命なんだ、お前は金に目がくらんで助からね病人と寿命を取っ替えたんだ、気の毒に、もうじき、お前は死ぬよ」
[20:58.74]「なことは知らねから、取っ替えちゃたよ、かないいよ、あたさえらない、お前さんに皆あげる、ね、だから、元のように寿命取っ替えてくれ」
[21:08.79]「もう駄目だ!」
[21:10.55]「もう駄目だとなんで言わないださ、やっとくれよ」
[21:13.45]「一遍取り替えったものはもう二度と取り変わねよ」
[21:19.77]「そうだ、お前さん、不人情なこと言わないでさお前さんだんた、私を助けてくれたこともあるんだね、頼むよ、ね、もう一遍だけ、爺ちゃん、頼むよ、爺ちゃん、ね、もう一遍、こうしょうだから、金もいらないからさ、寿命を取っ替えてくれよ」
[21:39.81]「……しようもねな男子だよ。待ちな、ここに灯しかけがある。これと、そのけえかかっているのと繋いでみろ。うまく繋がれば、助かるかもしれない」
[22:00.16]「な~そうですか、すみませんね、あいがどうありがどう」
[22:05.96]「早くしなと消えるよ」
[22:08.01]「消えろだって、お前さんね、こんなに短くなっちゃってるんだもの、摘むったって、お前さん、これ」
[22:19.72]「どうした?何を震えてる、震えるな」
[22:25.48]「震えやしないよ、ただ、体がごまかにいごくんだから、しょうがね」
[22:35.96]「震えると消える、消えれば命がない、早くしな!」
[22:43.03]「黙ってとくれよ、お前さんが消えるよ消えるよってから、もうこちら震えてうまくいかね」
[22:51.71]「早くしな。消えるよ。ほら、早くしない、ひひひ~ほら、早くしろ、早くしろ、早くしろ、早くしろ、ほらほらほらほらほらほら、消えるそう、消えるそう、ほ~ら!ほ~ら、消えた……」
[23:34.50]
感谢各位到来,今天都快满座了,真是难得,在此献上大礼
从前开始,就有流行的东西,神的世界也是这样的,不过就算是神,也有让人讨厌的神,瘟神,穷神,死神之类的
这日子可真让人着急,怎么办啊,一点点的钱都筹借不到,稀里糊涂的就回来,该怎么办啊
不借,我也没办法啊
真没有像你这么没用的人了,傻瓜,愚蠢,笨蛋,找块豆腐撞死得了
没见过这么强势的老婆。一在家里,没钱,就唧唧歪歪的被说,到处都不借钱给我。这样活着也没劲,死了算了,要怎么样才能死呢。投水自尽就不要了,7岁时掉进井里过一次,想到那痛苦的模样,还不如活着更好。要怎么死呢
额,怎么有棵这么大的树。对了,在这棵树上吊吧。这样的话,还不用花钱,第一次上吊,具体要怎么做呢。/ 要教你吗?
嗯?
微暗的树荫下忽然出现了个人。一个年纪大概80岁以上,头上长着稀疏的白发,深灰色的和服前面敞开,肋骨一根根的呈现出来,干瘦的老头,穿着稻草鞋,拄着竹制拐杖,走近过来。
我来教你吧
什么,你是什么东西?
我是死神啊
死神?啊!难怪啊!怕什么来什么,来到这里后突然想要死,原来都怪你,走开!
嘻嘻嘻嘻,不要那么冷淡嘛,有些事要跟你商量
商量什么的才不要啊
喂,喂,等下等下,逃跑是没有用的,你逃跑靠的是脚,我乘着风一下就飞过去,绝对不会让你逃掉的,有话跟你说,过来这!
能说什么话,怎么也不能跟死神谈话吧
不要死神,死神叫的那么冷漠啊,你和我有很深的缘分,这件事就算说了你也不懂,多半会困惑的。我告诉你个好事情
好事情,无非是要让我当你的承包商吧
傻瓜东西,有死神承包商的职业吗?听好了,人都有寿命的,不管多么想要长寿,寿命用尽的话,人就会死的。就算是一直囔着想要死想要死的人,还有着寿命的人去上吊,要么树枝会折断,要么绳子会断。
没事的,你还有很长的寿命,你,当医生吧。/ 说什么呢你,我怎么可能成为医生
没关系,我来教你。如果是长时间患病的病人,睡卧的枕头边或者脚边上,一定有一边有个死神,听好了,坐在头的方向的话,就不行,这样的病人没命可救了,所以,绝对不能插手去救。但是,在脚旁边的话,就还有救的希望
这样的情况,你就念咒语,只要死神离开病就会马上治好了。你会成为出色的医生的。一定注意,咒语只能在脚边的时候念。/ 咒语是什么
这件事绝对不能告诉其他人,我只教给你的。啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破。砰砰的手拍两下,啪啪,死神就一定会按规定离开,你来试一下
嗯,啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破,啪啪,死神先生?上哪去了?啊,果真啊,我念完咒语就消失了,真是学到了好东西啊
回到家,在鱼糕板上写了医生两个字,拿到了外面,才刚刚过了十分钟
打扰一下,有人在家吗
怎么了?
请问,这里是医生的住所吗
啊,对,是的是的,是医生,什么事
鄙人是日本桥的越前屋四郎兵卫家的佣人,我家主人长年患病,虽然请了许多的医生来医治,结果都很不理想.拜访了一位很准的算卦先生,算卦先生说去往田角方向附近,在路上看到的第一位医生一定能够把病治好,
特此来拜托先生。/ 原来这样,我住的地方刚好就是田角,好,好,哈,那走吧
医生呢
哦,医生啊,正是在下,走吧
虽然拜托了来看诊,这医生衣着打扮有点脏,估计只是小人物,既然请来看病了也没办法。终于到了日本桥的店里,店员说,“哎,既然请来看病了也没办法,只是看看应该不会有什么问题”。让人带了路
男子提心吊胆的进了房间,一看,情况不错,死神坐在脚边。/哈,这?
我家主人
哦,这可以治的
哪位医生都说···
没事,不管怎么样,一定可以治
若能治好,奉上谢礼
恩,哈哈,我并不仅仅是医生的,请稍等,大家都先从这屋子出去,不要偷看! 恩,啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破
惊讶的死神按惯例马上被除去。到刚才还在呻吟的病人说“啊,喂,上茶来,闷在脑袋里的云唰地放晴了呢,肚子也饿了起来,有什么吃的
先生,病人说要吃东西
那个,让他吃什么好呢
那还是喝米汤吧
不用,不用米汤,吃盖饭什么的吧
盖饭?
随便吃什么都没关系
那药呢?
哦,药啊,请到我家取
带佣人来到家,家里什么也没有,在厨房四处找,只有萝卜叶子
抱歉,久等了,这是药
这个用煎的吗
额,煎了服下,或放味增汤里煮了,哪样都可以,反复仔细的煎
具体呢
随便都可以,不然,将两杯水煎成三杯水吧
两杯增加到三杯地煎吗
也不是啦,三杯煎成两杯或者一杯,啊,都可以了,赶紧去试一下啊
也不知道为什么,喝了药后,病人很快就治愈了,真是不可思议啊,都评价那个医生是名医,开始到处忙于出诊。基本上进到房间看到的都是坐在脚边的死神。偶尔会有死神坐在枕头边的,就说“这已经没有寿命了,请放弃吧”
说完刚一出玄关,病人就断气了。/ 以前在大杂院熏染的家伙赚了很多钱,就修建了气派的府邸,身穿和服,吃着美味,开始觉得黄脸婆没什么意思,添置了一个年轻风情的女人在侧房,然后家也不回去了。
家里的老婆整天吃醋叽叽喳喳的叫嚷。于是老婆和孩子也不要了,给了钱就此分家。/ 那个,先生,我想去上方游玩一趟呢
上方吗,好啊,我也去游览下,那就收拾下家当走吧
把家当都换成钱,四处挥霍无度,钱这东西总是会用完的,用完了女人也不见了。男人失魂落魄的回去了。仔细一想,我当医生一定还会门庭若市的,准备好后等待着患者上门,却完全没有患者来,这是完全没有听说过的。
偶尔会有一个患者来,出诊一看在枕头边,也收不到报酬。就在这个时候有个住在麹町五丁目叫伊势屋传卫门的,是当时屈指可数的有钱人,来请医生去看病。去了之后依旧是死神在枕头边坐着。 / 不行不行,这个病人救不
不管怎么样,请医生多费心
治不了也没办法啊
您看怎么样,给您500两的做谢礼
500两?额,500两吗,但是,就算拿了钱也是救不了的,没办法,放弃吧
那这样怎么样,如果能够延长寿命的话就算2个月3个月也行,奉上1000两做为谢礼
1000两?这样的话,真想救呢,你稍等,那个呢,在病人睡的床的四个角每个角安排一个机灵的人,听好,当我啪地拍膝盖后,立刻把床掉头,头的方向变成脚的方向,脚的方向变成头的方向,一遍做错就白搭了,可以吗?
明白了
做好事前准备,一直盯死神,随着夜深,死神的眼睛异常地发出光芒,,病人“呜呜”地呻吟着,这样天亮了,慢慢的到了正午,就算是死神,也不在那么干劲十足,开始显出疲态,渐渐打盹起来。想着就是这个时候了
先眼神示意后,啪拍了下膝盖,立刻唰地将床变了方向。 / 啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破,啪啪
死神吓得“哇”地飞蹦起来。病人脸色马上变好了
非常感谢,快将钱奉上
男人又去大喝了一场后,嘴里叼着牙签出来…
真是难能可贵,难能可贵啊,果然呢,真是,人在困苦的时候总能显示出智慧,真是呢,困苦的时候呢,那真是大智慧呢,嘻嘻嘻,死神就那么唰地回去了,啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破,啪啪的时候
死神那家伙跳了起来,吓一跳吧。 / 傻瓜东西,为什么做那么愚蠢的行为
恩?啊!你好,好久不见
很久?你该不会把我忘记了吧
一直记着的,最开始的时候承蒙帮助过,拖你的福我真是赚了不少,真是抱歉呢
什么,抱歉?做那么愚蠢的行为,拖你的福,我被扣工资了
什么扣工资
月薪被减少了
死神的工资吗?这样啊,那真是抱歉,这样吧,我赚的钱还有,分一些给你吧,你就原谅我吧
说什么呢,已经错了也没办法,和我一起去吧,一起走吧
去那个让你们死神集体批斗的地方,才不要,不行不行,放过我吧,我会出钱的
好了,跟我走吧
一起走的,要上哪去
从这下来
恩?
给我下来
什么啊,有石梯吗,这是什么啊
行了,下来
不要,那么毛骨悚然的地方,怎么能下去,那个,钱分一半给你,那个,就是平分给你,然后相安无事怎么样
好了,下来
就算下去,你说,去那么毛骨悚然的地方···
没事的,抓着我的拐杖,下来吧,好了,给我下来
虽说抓着拐杖,啊,等,等,等下等下,这样强拉,危,危险,很危险的
别战战兢兢的,快下来,干脆点,喂,看看吧
恩,哎呀,好多蜡烛啊,都亮着呢,这是什么
这些都是人的寿命
啊,这样呢,以前只是听说过人的寿命像蜡烛的火焰,真是数量众多啊,有长的有短的,各种各样的,诶,等下等下,这里有根,蜡都凝住堆积着,开始变得有点暗了
那是生病的人的,把积着的蜡清除,只要火焰忽地立起来的话,病就会治好了
啊,原来是生病了啊,积蜡的蜡烛也真是很多呢,这里有根很长又燃烧得很旺的蜡烛
那是你儿子的
那小子吗,活得很久呢,果真势头很好,噗噗噗噗地燃烧着,真是长命,旁边有根大概就一半长的也烧得很旺呢
那个是你前妻的
这家伙还有寿命呢,啊,她后面还有根现在看着就要熄灭的蜡烛
那个是你
额?
就是你的寿命
但是,你,马上就要熄灭了
快熄灭了,熄灭的话马上就没命,立刻就会死的哟
不要啊,第一次见面的时候你不是说‘你还有很长的寿命呢”是这样说的吧
难道是骗我的吗?
我绝不会撒谎的
不是撒谎的话,那现在马上就要熄灭了
这里有根超过一半长燃烧的很旺的蜡烛,是你本来的寿命,因为你被钱冲昏了头脑,就把你跟那个救不活的病人的寿命换了过来,真是可怜,马上,你就要死了
我不管,怎么就换了呢,钱的话我也不要了,全部都给你,然后就像之前那样帮我把寿命换回来吧
已经不可以了
别说不可以啊,帮忙一下吧
换过一遍的寿命是不能再换第二遍的
怎么这样,你别说得那么无情啊,你不是也曾经帮助过我的吗,拜托了,只要再帮一次,老爷爷,拜托了,老爷爷,再一次,我请客了,钱全都不要了,寿命帮我换回来吧
你真是让人没办法的啊,等下啊,这里有台蜡烛,试一下把快要熄灭的蜡烛接到这个蜡烛,接得好的话,应该还能得救
是吗,抱歉真是麻烦你了,谢谢谢谢
不快点的话要熄灭了呢
快熄灭了可是,但是你看,变得这么短的蜡烛,怎么拿,你说,这个
怎么了,抖什么,不要抖
不发抖,但是,身体都不受控制,没有办法啊
手抖的话就会熄灭了,熄灭的话命就没了,快点接啊
你给我闭嘴啊,你这样要熄灭了要熄灭的说,我都手抖得接不上了
要快点,要熄灭了呢,你看,不快点的话,嘻嘻嘻,你看,快点快点快点快点吧,你看你看你看,快熄灭了,快熄灭了,看啊,看啊,熄灭了
[by:九品大大大卷]
[00:02.31]感谢各位到来,今天都快满座了,真是难得,在此献上大礼
[00:09.68]从前开始,就有流行的东西,神的世界也是这样的,不过就算是神,也有让人讨厌的神,瘟神,穷神,死神之类的
[00:29.00]这日子可真让人着急,怎么办啊,一点点的钱都筹借不到,稀里糊涂的就回来,该怎么办啊
[00:36.80]不借,我也没办法啊
[00:40.26]真没有像你这么没用的人了,傻瓜,愚蠢,笨蛋,找块豆腐撞死得了
[00:48.90]没见过这么强势的老婆。一在家里,没钱,就唧唧歪歪的被说,到处都不借钱给我。这样活着也没劲,死了算了,要怎么样才能死呢。投水自尽就不要了,7岁时掉进井里过一次,想到那痛苦的模样,还不如活着更好。要怎么死呢
[01:44.56]额,怎么有棵这么大的树。对了,在这棵树上吊吧。这样的话,还不用花钱,第一次上吊,具体要怎么做呢。/ 要教你吗?
[01:46.46]嗯?
[01:48.13]微暗的树荫下忽然出现了个人。一个年纪大概80岁以上,头上长着稀疏的白发,深灰色的和服前面敞开,肋骨一根根的呈现出来,干瘦的老头,穿着稻草鞋,拄着竹制拐杖,走近过来。
[02:11.84]我来教你吧
[02:16.23]什么,你是什么东西?
[02:20.04]我是死神啊
[02:24.28]死神?啊!难怪啊!怕什么来什么,来到这里后突然想要死,原来都怪你,走开!
[02:35.88]嘻嘻嘻嘻,不要那么冷淡嘛,有些事要跟你商量
[02:42.49]商量什么的才不要啊
[02:44.71]喂,喂,等下等下,逃跑是没有用的,你逃跑靠的是脚,我乘着风一下就飞过去,绝对不会让你逃掉的,有话跟你说,过来这!
[03:06.27]能说什么话,怎么也不能跟死神谈话吧
[03:11.39]不要死神,死神叫的那么冷漠啊,你和我有很深的缘分,这件事就算说了你也不懂,多半会困惑的。我告诉你个好事情
[03:32.09]好事情,无非是要让我当你的承包商吧
[03:37.10]傻瓜东西,有死神承包商的职业吗?听好了,人都有寿命的,不管多么想要长寿,寿命用尽的话,人就会死的。就算是一直囔着想要死想要死的人,还有着寿命的人去上吊,要么树枝会折断,要么绳子会断。
[04:26.66]没事的,你还有很长的寿命,你,当医生吧。/ 说什么呢你,我怎么可能成为医生
[04:33.16]没关系,我来教你。如果是长时间患病的病人,睡卧的枕头边或者脚边上,一定有一边有个死神,听好了,坐在头的方向的话,就不行,这样的病人没命可救了,所以,绝对不能插手去救。但是,在脚旁边的话,就还有救的希望
[05:27.37]这样的情况,你就念咒语,只要死神离开病就会马上治好了。你会成为出色的医生的。一定注意,咒语只能在脚边的时候念。/ 咒语是什么
[05:31.72]这件事绝对不能告诉其他人,我只教给你的。啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破。砰砰的手拍两下,啪啪,死神就一定会按规定离开,你来试一下
[05:54.84]嗯,啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破,啪啪,死神先生?上哪去了?啊,果真啊,我念完咒语就消失了,真是学到了好东西啊
[06:20.56]回到家,在鱼糕板上写了医生两个字,拿到了外面,才刚刚过了十分钟
[06:29.00]打扰一下,有人在家吗
[06:30.87]怎么了?
[06:32.34]请问,这里是医生的住所吗
[06:36.51]啊,对,是的是的,是医生,什么事
[06:39.87]鄙人是日本桥的越前屋四郎兵卫家的佣人,我家主人长年患病,虽然请了许多的医生来医治,结果都很不理想.拜访了一位很准的算卦先生,算卦先生说去往田角方向附近,在路上看到的第一位医生一定能够把病治好,
[07:09.24]特此来拜托先生。/ 原来这样,我住的地方刚好就是田角,好,好,哈,那走吧
[07:18.78]医生呢
[07:20.85]哦,医生啊,正是在下,走吧
[07:23.88]虽然拜托了来看诊,这医生衣着打扮有点脏,估计只是小人物,既然请来看病了也没办法。终于到了日本桥的店里,店员说,“哎,既然请来看病了也没办法,只是看看应该不会有什么问题”。让人带了路
[07:55.93]男子提心吊胆的进了房间,一看,情况不错,死神坐在脚边。/哈,这?
[07:59.38]我家主人
[08:00.56]哦,这可以治的
[08:02.82]哪位医生都说···
[08:04.39]没事,不管怎么样,一定可以治
[08:06.88]若能治好,奉上谢礼
[08:10.35]恩,哈哈,我并不仅仅是医生的,请稍等,大家都先从这屋子出去,不要偷看! 恩,啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破
[08:31.92]惊讶的死神按惯例马上被除去。到刚才还在呻吟的病人说“啊,喂,上茶来,闷在脑袋里的云唰地放晴了呢,肚子也饿了起来,有什么吃的
[08:55.23]先生,病人说要吃东西
[08:56.61]那个,让他吃什么好呢
[08:59.39]那还是喝米汤吧
[09:01.16]不用,不用米汤,吃盖饭什么的吧
[09:04.06]盖饭?
[09:05.64]随便吃什么都没关系
[09:08.15]那药呢?
[09:11.29]哦,药啊,请到我家取
[09:15.86]带佣人来到家,家里什么也没有,在厨房四处找,只有萝卜叶子
[09:24.41]抱歉,久等了,这是药
[09:27.75]这个用煎的吗
[09:32.22]额,煎了服下,或放味增汤里煮了,哪样都可以,反复仔细的煎
[09:40.20]具体呢
[09:42.77]随便都可以,不然,将两杯水煎成三杯水吧
[09:51.60]两杯增加到三杯地煎吗
[09:52.99]也不是啦,三杯煎成两杯或者一杯,啊,都可以了,赶紧去试一下啊
[10:01.91]也不知道为什么,喝了药后,病人很快就治愈了,真是不可思议啊,都评价那个医生是名医,开始到处忙于出诊。基本上进到房间看到的都是坐在脚边的死神。偶尔会有死神坐在枕头边的,就说“这已经没有寿命了,请放弃吧”
[10:38.15]说完刚一出玄关,病人就断气了。/ 以前在大杂院熏染的家伙赚了很多钱,就修建了气派的府邸,身穿和服,吃着美味,开始觉得黄脸婆没什么意思,添置了一个年轻风情的女人在侧房,然后家也不回去了。
[11:08.60]家里的老婆整天吃醋叽叽喳喳的叫嚷。于是老婆和孩子也不要了,给了钱就此分家。/ 那个,先生,我想去上方游玩一趟呢
[11:15.37]上方吗,好啊,我也去游览下,那就收拾下家当走吧
[11:23.27]把家当都换成钱,四处挥霍无度,钱这东西总是会用完的,用完了女人也不见了。男人失魂落魄的回去了。仔细一想,我当医生一定还会门庭若市的,准备好后等待着患者上门,却完全没有患者来,这是完全没有听说过的。
[12:21.90]偶尔会有一个患者来,出诊一看在枕头边,也收不到报酬。就在这个时候有个住在麹町五丁目叫伊势屋传卫门的,是当时屈指可数的有钱人,来请医生去看病。去了之后依旧是死神在枕头边坐着。 / 不行不行,这个病人救不
[12:31.66]不管怎么样,请医生多费心
[12:33.30]治不了也没办法啊
[12:36.46]您看怎么样,给您500两的做谢礼
[12:41.15]500两?额,500两吗,但是,就算拿了钱也是救不了的,没办法,放弃吧
[12:54.02]那这样怎么样,如果能够延长寿命的话就算2个月3个月也行,奉上1000两做为谢礼
[13:06.84]1000两?这样的话,真想救呢,你稍等,那个呢,在病人睡的床的四个角每个角安排一个机灵的人,听好,当我啪地拍膝盖后,立刻把床掉头,头的方向变成脚的方向,脚的方向变成头的方向,一遍做错就白搭了,可以吗?
[13:38.95]明白了
[13:40.56]做好事前准备,一直盯死神,随着夜深,死神的眼睛异常地发出光芒,,病人“呜呜”地呻吟着,这样天亮了,慢慢的到了正午,就算是死神,也不在那么干劲十足,开始显出疲态,渐渐打盹起来。想着就是这个时候了
[14:17.63]先眼神示意后,啪拍了下膝盖,立刻唰地将床变了方向。 / 啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破,啪啪
[14:26.77]死神吓得“哇”地飞蹦起来。病人脸色马上变好了
[14:33.86]非常感谢,快将钱奉上
[14:38.22]男人又去大喝了一场后,嘴里叼着牙签出来…
[14:44.91]真是难能可贵,难能可贵啊,果然呢,真是,人在困苦的时候总能显示出智慧,真是呢,困苦的时候呢,那真是大智慧呢,嘻嘻嘻,死神就那么唰地回去了,啊伽罗卡莫枯炼·急来斯·照揭礼津·破,啪啪的时候
[15:13.05]死神那家伙跳了起来,吓一跳吧。 / 傻瓜东西,为什么做那么愚蠢的行为
[15:19.20]恩?啊!你好,好久不见
[15:29.96]很久?你该不会把我忘记了吧
[15:35.34]一直记着的,最开始的时候承蒙帮助过,拖你的福我真是赚了不少,真是抱歉呢
[15:47.94]什么,抱歉?做那么愚蠢的行为,拖你的福,我被扣工资了
[15:55.49]什么扣工资
[15:57.69]月薪被减少了
[16:01.64]死神的工资吗?这样啊,那真是抱歉,这样吧,我赚的钱还有,分一些给你吧,你就原谅我吧
[16:17.71]说什么呢,已经错了也没办法,和我一起去吧,一起走吧
[16:31.53]去那个让你们死神集体批斗的地方,才不要,不行不行,放过我吧,我会出钱的
[16:44.12]好了,跟我走吧
[16:48.88]一起走的,要上哪去
[16:53.45]从这下来
[16:55.85]恩?
[16:56.67]给我下来
[16:59.10]什么啊,有石梯吗,这是什么啊
[17:05.41]行了,下来
[17:07.27]不要,那么毛骨悚然的地方,怎么能下去,那个,钱分一半给你,那个,就是平分给你,然后相安无事怎么样
[17:20.07]好了,下来
[17:21.42]就算下去,你说,去那么毛骨悚然的地方···
[17:28.27]没事的,抓着我的拐杖,下来吧,好了,给我下来
[17:35.17]虽说抓着拐杖,啊,等,等,等下等下,这样强拉,危,危险,很危险的
[17:48.49]别战战兢兢的,快下来,干脆点,喂,看看吧
[17:58.31]恩,哎呀,好多蜡烛啊,都亮着呢,这是什么
[18:09.76]这些都是人的寿命
[18:14.61]啊,这样呢,以前只是听说过人的寿命像蜡烛的火焰,真是数量众多啊,有长的有短的,各种各样的,诶,等下等下,这里有根,蜡都凝住堆积着,开始变得有点暗了
[18:40.71]那是生病的人的,把积着的蜡清除,只要火焰忽地立起来的话,病就会治好了
[18:53.34]啊,原来是生病了啊,积蜡的蜡烛也真是很多呢,这里有根很长又燃烧得很旺的蜡烛
[19:12.19]那是你儿子的
[19:15.17]那小子吗,活得很久呢,果真势头很好,噗噗噗噗地燃烧着,真是长命,旁边有根大概就一半长的也烧得很旺呢
[19:39.18]那个是你前妻的
[19:41.11]这家伙还有寿命呢,啊,她后面还有根现在看着就要熄灭的蜡烛
[19:53.56]那个是你
[19:59.87]额?
[20:00.98]就是你的寿命
[20:02.94]但是,你,马上就要熄灭了
[20:06.53]快熄灭了,熄灭的话马上就没命,立刻就会死的哟
[20:15.86]不要啊,第一次见面的时候你不是说‘你还有很长的寿命呢”是这样说的吧
[20:26.17]难道是骗我的吗?
[20:26.80]我绝不会撒谎的
[20:29.49]不是撒谎的话,那现在马上就要熄灭了
[20:32.48]这里有根超过一半长燃烧的很旺的蜡烛,是你本来的寿命,因为你被钱冲昏了头脑,就把你跟那个救不活的病人的寿命换了过来,真是可怜,马上,你就要死了
[20:58.74]我不管,怎么就换了呢,钱的话我也不要了,全部都给你,然后就像之前那样帮我把寿命换回来吧
[21:08.79]已经不可以了
[21:10.55]别说不可以啊,帮忙一下吧
[21:13.45]换过一遍的寿命是不能再换第二遍的
[21:19.77]怎么这样,你别说得那么无情啊,你不是也曾经帮助过我的吗,拜托了,只要再帮一次,老爷爷,拜托了,老爷爷,再一次,我请客了,钱全都不要了,寿命帮我换回来吧
[21:39.81]你真是让人没办法的啊,等下啊,这里有台蜡烛,试一下把快要熄灭的蜡烛接到这个蜡烛,接得好的话,应该还能得救
[22:00.16]是吗,抱歉真是麻烦你了,谢谢谢谢
[22:05.96]不快点的话要熄灭了呢
[22:08.01]快熄灭了可是,但是你看,变得这么短的蜡烛,怎么拿,你说,这个
[22:19.72]怎么了,抖什么,不要抖
[22:25.48]不发抖,但是,身体都不受控制,没有办法啊
[22:35.96]手抖的话就会熄灭了,熄灭的话命就没了,快点接啊
[22:43.03]你给我闭嘴啊,你这样要熄灭了要熄灭的说,我都手抖得接不上了
[22:51.71]要快点,要熄灭了呢,你看,不快点的话,嘻嘻嘻,你看,快点快点快点快点吧,你看你看你看,快熄灭了,快熄灭了,看啊,看啊,熄灭了