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口紅が 濃すぎたかしら 着物にすれば よかったかしら 二ヶ月前に 函館で はぐれた人を 長崎へ 追えば 一夜が 死ぬほど長い 私は港の 通い妻 信じても ひとりになると ぷつんと切れる ふたりの絆 たしかめあった 横浜の 桟橋はなれ 塩釜へ 向かうあなたが もう気にかかる いつまでたっても 恋女 海...
トンネル抜けたら そこは雪国 駒子は氷柱(つらら)と 暮らしています あの日あなたと 燃えつきて 死ねば 死ねばよかった… 逢いたい人に 逢えないつらさ 悲しい酒が 雪になる 涙は見せない 決してあなたに わたしが望んで 愛されたから 今度訪ねて くれるのは あなた あなたいつです… 夜汽車の灯り ...
どうせ死ぬときゃ 裸じゃないか あれも夢なら これも夢 愚痴はいうまい 玄界そだち 男命を 情にかけて 酒と喧嘩は あとへはひかぬ 意地と度胸の 勇み駒 惚れちゃならない 義理あるひとに 知って照らすか 片割れ月に 男泣きする 松五郎 揃い浴衣の 夏がゆく ばちのさばきは 人には負けぬ なんでさ...
どうせ死ぬときゃ 裸じゃないか あれも夢なら これも夢 愚痴はいうまい 玄界そだち 男命を 情にかけて たたく太鼓の あばれ打ち あれは玄海 黒潮が 風に逆巻く 波音か それとも祇園の 夏祭り 響く太鼓のあ ばれ打ち 赤いほおずき 提灯に ゆれて絡んだ 恋の糸 花なら桜木 松五郎 ドンと断ちきる 勇...
冲じゃ名うての 暴れん坊が 背中丸めて 饮んでるお酒 船を出せない 岚の晚は そばに私が いるじゃない アレワエーエ エト ソーリャ 大渔だェ 晴天(なぎ)待つふたりの 大渔节 陆(おか)じゃ取り柄も 甲斐性もないと 笑うあんたが 私の宝 德利并べて ゆらりと醉って 膝を枕に 眠りゃいい アレワ...
逢いに来ないで 夢はいや ほんとのあなたに 逢わせてと 両手あわせる 花園(はなぞの)あたり 六帖一間(ひとま)が 広すぎて 今夜もしっとり 泣き枕 濡れた枕に 口紅で 愛(いと)しい似顔を かきました うらみつらみを 拳(こぶし)にこめて 叩いてつねって 呼んでみる 浪花は遠い 夜の涯(は)て 故...
「星に祈りを」 窓に ひとすじの光り 夢にうかぶ ふるさとよ 熱き涙 頬をぬらす 遥か遠き ふるさとよ 母よ つよく抱きしめて 道に迷った わが子を 昔 抱いてくれたように ひとりぼっちの わが子を 空に光る 星たちよ どうぞ 導いてほしい 果てもしれず 続く道を 永遠に 導いてほしい いつ...