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「あの日にかえりたい」 泣きながら ちぎった写真を 手のひらに つなげてみるの 悩みなき きのうのほほえみ わけもなく にくらしいのよ 青春の 後ろ姿を 人はみな忘れてしまう あの頃のわたしに戻って あなたに会いたい 暮れかかる都会の空を 想い出はさすらってゆくの 光る風 草の波間を かけぬけ...
逢いに来ないで 夢はいや ほんとのあなたに 逢わせてと 両手あわせる 花園(はなぞの)あたり 六帖一間(ひとま)が 広すぎて 今夜もしっとり 泣き枕 濡れた枕に 口紅で 愛(いと)しい似顔を かきました うらみつらみを 拳(こぶし)にこめて 叩いてつねって 呼んでみる 浪花は遠い 夜の涯(は)て 故...
幾つあっても 足りない命 バカを言うなよ 命はひとつ 明石 荒塩 ひとつまみ 酒の肴に 酌みかわす 俺とお前の この盃は 天にも地にも ただひとつ 箍が緩んだ 手桶の水は いくら注ごうと たまりはしない 人のこころも 同じこと 女ごころは なおのこと 胸にきざんだ 男の夢は 天にも地にも ただひとつ...
函館は 出船 入船わかれ町 りらという娘が 泣いている 船の汽笛を 聞かない素ぶり すてられて酔いどれて うなだれて なみだ酒 横浜は 霧が似合いのみれん町 ぬれてネオンの 灯も赤い 吐息ふきかけ おまえの胸は かもめだと言いながら 抱いたひと どこにいる 長崎は 石のたゝみとおんな町 きょうも下り...
爪先あがりの この坂を 誰が名づけた 浮世坂 風が背をおす 日もあれば 雨が胸つく 肩たたく しんどいネ そりゃましんどいけれど エンヤコラ このみち 演歌みち 人間生きてりゃ 誰にでも いつか身につく 垢もある 責めてくれるな はしご酒 捨てちゃいないさ 夢だけは しゃないネ そりゃましゃないけ...
「夏をあきらめて」 波音が響けば雨雲が近づく 二人で思いきり遊ぶはずの On the beach きっと誰かが恋に破れ 噂のタネに邪魔する 君の身体も濡れたまま 乾く間もなくて 胸元が揺れたら しずくが砂に舞い 言葉も無いままに あきらめの夏 Darlin' can't you see? I'l...
浮世荒波 ヨイショと越える 今日はおまえの 晴れの門出だよ 親がさかせた 命の花が 二つ並んだ 鶴と龜 笑顔うれしい 祝い酒 五臟六腑に 樽酒しみる 醉うてめでたい 唄のはなむけさ 七つ転んで 八つで起きろ 明日は苦勞の ふたり坂 緣がうれしい 祝い酒 花も嵐も 人生航路 愛が...